【過去のバイト体験談】#1 怯えて待つ待機(単発)

けんすいまにあの生活

あの日はドス黒い雲が

頭につきそうなくらいに

どんよりとした日だった。

これはバイトを3ヶ月に一回コロコロ変える

はた迷惑な社会不適合青年の日記である

ワイ「おはようございます」

Tくん「…コクッ(頭を下げる」

今日は待機メンバーの知り合い、Tくんと

オカッパデブのDさん

そしてweb漫画家という中年女性Pさんの、4人だった…

(登場人物、会社名等、プライバシーの観点より多少のフェイクを織り交ぜております。)

人生初の派遣会社登録

遡ること3年前たしか大学卒業間近。

22歳にもなってバイトの一つもしたことがなかった僕は

何か猛烈な劣等感を感じていた

同じくバイトをしてこなかった親友のHくんからの、宣戦布告とも取れる

”バイトをし始めたった” 報告を受け、

負けじと同じ派遣会社に登録したのだった

今思うとあの時に劣等感なんか感じずに、

これまで楽をさせてくれた両親に感謝して、

残りの春を思う存分楽しんでおけば良かったものを…

そんなこんな都内の派遣会社からとりあえず安くてもいいから

楽そーなバイトを探して

楽して小金を稼ぎたいという

蟻ん子並みの視野を持つ者達の巣窟に足を踏み入れたわけだ

悪魔の待機バイト

バイトの内容は

2.5時間休憩するだけ!

ケータイを弄って、

飲み物を飲んで喋って、4000円。

これをはじめてみたときは、なんやこのお宝バイトは⁉︎と思って

歓喜したのを今でも鮮明に憶えている。

綺麗な花には毒があるっていうけど、

待機というのは

逃げ出した同胞の補填要員だったってわけだ

分かってはいたけど、、浅はかなキモチで申し込んだ

すんなりと入れたときに、なにか底しれぬ恐怖を感じたものの

もし欠勤が出なきゃ

時給1600円っ!という破格な値段に

自分を押し殺したのが運の尽きだった

そんな”毒”のお話は次回にとっておこう

待機は過去に4回だけ

結局猛毒を喰らって”待機バイト”はそれ以降行かなくなっちゃったけど

4回ほどやった

うち最初の2回は蜜だけ吸って帰ってやった

時間帯は朝

8時半に南新宿のどでかいマンションの一室に集合。

ロッカーに着替え用のパーテーション、机と4つの椅子、テレビ

全く知らない人と鮨詰めにされる

それだけで今の僕なら吐き気を催すだろう

あの頃の僕は、毎朝5時に起きてたし、

コミュニケーション能力もあったから

朝から暇な人たちの”本職”が気になってしょうがなかった

そう、普通の大人なら17時まできっちり8時間働いていると思っていたから

このバイトに応募している大人たちはなにか他に面白い事をやっているに違いない

それか僕がなるはずがないと思っていたニートかなにかの方なのだろう

クッソ失礼なことに、逐一その日の新しいメンバーに、本職が何か聞いてた

そうそうあの日のメンバーは

デブデブしてて、ひたすら空きが出ないことを祈っているDくん、20〜30歳くらい

たぶん本職は濁されたからフリータか何かなのだろう

初回登録で

めちゃくちゃメールアドレスが長かったのが印象的だった

漫画家というPさん

料理ブロガーで食べ歩きが趣味なのに、くっそ細身でキツネ顔のTくんの4人だった

TくんとDさんは知り合いみたいで

軽く会話があったが

そんな個性豊かなメンツだ

たしかあのときは待機バイト3回目

いつものように話が弾むのは最初の30分だけ

その後は各々動画見たり、ゲームしたり

僕との会話を終えると

たちまち静寂が広がった

関西人だと絶対何かしら喋ってるはずだ

みんなこっちの人なのかもしれない

関東の人々は静かにしてても平気みたい

2時間半は長くもなく短くもなかった

いや何も知らない待機バイト2回目までは超速だった。

今朝はやけにびくびくとしてるD君がいたから

なんでそんなビクビクしてるのか?聞いたら

この待機バイターに降りかかってくるバイトが

ヤバいらしい

それを聞いたときは

ときすでに遅し

地獄の窯が開かれた

扉が開いたとおもうと

ふと時計を見た

今日はやたらと時間が立つの早かったな・・・

それもそのはずまだ時刻は9時半・・・

1時間しか立ってない

おや?

「欠勤出たんで補充お願いしまーす、人数は2人でーす」

スーツを着た男が入ってきてこう言った

地獄のジャンケン

何がヤバいって欠勤が出るバイトって

かなりブラックが多いらしい

そりゃ逃げ出すんだからホワイトはないだろう

ブラックとか言うバイトをぶっちゃけ舐めてた僕は

地獄のじゃんけんとも知らずに

出勤する人を決めるじゃんけんに参加したんだ

そんでテキトーにグーばっか出してたら負けた

負けたのは俺と一番怯えてたオカッパデブのDくんだった…

漫画家とブロガーの安堵の表情が今からの過酷さを物語っていた

案内されたとおり、その部屋でヘルメットと作業服に着替え

電車で〇〇駅まで向かってくださいとのことだった・・・

その声は冬の到来を予感されせるほど冷たくて、

これが地獄の幕開けとも知らずに

陽気に絶望の表情を浮かべるDくんに話しかけた

「頑張りましょうねっ!」

次回

「Dくん発狂、地獄の現場土台作り」

お楽しみに

コメント

  1. […] 追記:ブラックバイトの体験談#1 を書きました(2021/10/02)http://【過去のバイト体験談】#1 怯えて待つ待機(単発) https://kensuimania.com/202… […]

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