【毎日一善】第一章 純粋経験 其の五 を読み解く 【善の研究-全注釈-】

一日一善

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善の研究

今日は其の五を読んで行きます。

39ページから43ページ

さらっと内容

もうちょっと詳しく意識統一の意味を定めてみよう。そんで純粋経験の性質を明らかにしていこうと思う

意識の体系っていうのはすべての有機物みたいに普遍的意識が秩序的に分かれて発展していてその全体を作り上げていくんよ

意識においてまずその一端が現れるとともに統一しようと言う作用はそれに向かう感情として伴っている

私たちの注意を指導するものはこの統一作用にであって、この統一が厳密であるか、外より妨げられないときには無意識で、そうでない場合は別に表象となって意識に現れてくる

すなわち統一作用が働いている間は、全体が現実であり、純粋経験である。

しかし意識は全て衝動的であって、知性的なものより意志が根本と考える立場である主意説の通りであれば

意識発展の形式は広い意味において意志発展の形式であり、その統一的的傾向は意志の目的であると言わなければならない

純粋経験とは意志の要求と現実との間に少しの差もなく、その最も自由にして活発なる状態である

もちろん選択的意志(意識的な意志、無意識的な意志の反対)より見れば選択的意志とはすでに意志が自分を失った状態であるがゆえに、これを訓練したときにはまた衝動的となる

意志の本質は、未来に対する欲求の状態にあるのではなく、現在における現在の活動にある。本来、意思に伴う動作は意志の要素ではない、純心理的に見れば意志は内面における意識の統覚作用(多様な感覚や経験を統合統一する作用)である。

しかしこの統一作用を離れて別に意志なる特殊な現象があるのではない、この統一作用の頂点が意志なのである。

思惟も意志と同じ一種の統覚作用やけど、其の統一は単に主観的で、意志は主客の統一がある。

意志がいつも現在にあるのもこの為だ。

純粋経験は事実の直覚そのままで、意味がないと言われている。そういうとなんか混沌として無差別なもののように思うかもしれんけど

いろんな意味とか判断とかいうのは、経験そのもの違いや差別によって生まれるから

経験は意味にとか判断によって生まれるんじゃなくて

経験自体にそもそも意味とか判断を決める要素(ここでは差別相と言われている)を備えたモノじゃなければならない

例えば、ひとつの色を見てこれを青と判断したところが、もともとそこにある色(原色覚)がこの判断によって明らかになるのではない

これとおんなじ従来の感覚と関係つけたまでだ

私が視覚として現れているひとつの経験を指してこれについて様々な判断をしたとしても、この経験そのものの内容以上のものは加えることができないんだ。

要するに経験の意味とか判断とか言うのは他のものとの関係を示すに過ぎないので経験そのものの内容豊富にすることはできない

意味あるいは判断の中に現れる原経験より抽象化されたのはその一部で、その内容は経験よりも乏しい内容だ。

もちろん、原経験を思い出した時に前は無意識だったことが後々意識に上ってくることもあるけど、これは前に注意しなかった部分に注意したまでで、意味や判断によって前になかったものが加えられたのではない!

はー今回は目から鱗だわ

言わせてください今回の内容はかなり自分の感覚に根付いたものだったのでわかりやすかったです

特に最後の純粋経験の無意識下にあったものが思い出したときに意識下に登ってくるって言う経験は僕にもあって

まぁこの体験がこの純粋経験が世界に実在するんだと言いたい西田幾太郎さんの言い分を肌感覚で感じられた文章でした。

あとこれも面白い考えだと思ったのが

考え、思考とかここでは思惟って言われてるけど

意志は主観と客観が統一されてるけど

思惟は主観のみだと言ってて

感覚的に、僕の体感的に思惟は客観のみだと感じてた

教わるものだと、僕の世界から生み出されたものじゃないって感覚やったんやけど

考えこそ主観的なものでええんやなって

てか、主観的なものであるはずやのに

客観的な考えって身体が染み付いてる部分があって、我ながら怖かった笑

そんで意志はその主観と客観が統一してるってとこも

思惟は客観やから

意志に感しても自分がいなかったんよな笑

考え自体自分のものやって考えをいつのまにか放棄してて

自分の人生が自分のものじゃないっていう

ふわふわした感覚はここからくるんかなって

なんか妙に納得したわ

確かに思惟って主観的なものやわ

志が自分のものじゃないっていうのも頷ける

考えが主観的、意志が主客同一やと

なるほどなるほど

ここまで読んでくれてありがとう

みんなはどう感じた?

また次回の記事もお楽しみに

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